今回の作業はエンジンのオーバーホール&各部のバージョンアップです
早速エンジンを降ろし分解 距離(あてにはなりませんが)のわりに汚れてます。
まー常用回転数、キャブ等考えれば普通ですね。
思いのほかインテークバルブのステムが減っています。
フライホイールのクランク取付面がひどく荒れています
やっぱり6ボルトではもたないんですね。
面修正&12ボルト仕様に改 今回クランクはスチール製
フルカウンター
コンロッドもH断面に変更
ヘッドはバルブガイド磨耗の為交換、シートリングも磨耗と材料に不安が有るので交換します
インテークバルブ磨耗の為交換
現在の突き出し量や各部の測定
加工前のデータは後に
必要になってきます
ウォーターポンプは年数もいっていますので、念のため交換
国内にケント用しかなかったので、少々改造します
今回のクランクはナロージャーナルを注文していたので
当然ですがロッドもナロー品です。
部品の検品や測定・加工が
大体終わったので
この辺から組み立て準備に入ります
ブロック&キャップ・クランク等のバリ取りやラッピングを行います
親メタル測定確認 コンロッドの重量合わせ、バリ取り
子メタル測定 バルブシートリング交換、シートカット、ラッピングを
済ませた段階で、フェース当り幅やバルブの突き出し量が揃っている事と長さが
指定値内に収まっている事を確認
バルブガイドはスプリングシート内径や国産ステムシールに合わせて製作
バルブクリアランス調整
測定用トップハットシムを使い希望のシム厚を求めます。
ピストンの程度が良いので
リングのみ交換します
リングの合口隙間を
測定、調整します
腰下の組み立て
希望サイズのトップハットシムが出来上がりました
硬度の高いDSK11にて製作しています
バルブクリアランスを再度確認でヘッド周りが完成です
タイミングベルトの
アイドラプーリーベアリングを
交換します
BDRはBDシリーズの兼価版の為、オイルポンプ・デスビの駆動用に
カムシャフトが使われています。
このカムシャフトをジャックシャフト化します。
ジャックシャフト化の為、カムエンドメタル用のブランキングスリーブを作り塞ぎます。
まあ、ざっくりとですがBDRのO/H(BDA化?)を紹介させて頂きました