コンプリートユーズドカー製作中です。

2012/1/18
こちらがベース車両
1998年式(平成10年)1.3iクーパー


高年式の為、比較的程度は良いですが・・・
とは言っても、かれこれ14年がたっています。
もうレストア的作業も多いかと思われますので
この場で紹介していきます。

まずは、リニューアル後の仕様(途中変更有るかも)
外装
 MK1ナロー(フェンダーレス)オースチンクーパー仕様
 ボディー・ブルックランズグリーン(濃い青み掛かった緑)
 屋根&クーパーライン・オールドイングリッシュホワイト(クーパーラインはガラス下まで)
 3.5Jクーパーホイール(鉄)
内装
 トリム&シートは緑系で張替え、ルーフライニングはクリーム系で張替え
 下噴出し式クーラー 
エンジン
 エンジン&ミッションオーバーホール後 約24000Km 極上
こんな使用ですね。

ここからボディー修理&モディファイです

この年式のフロントパネルはフロントラジエター対応の為
鉄板がえぐれています、このままMK1グリルを付けても隠れませんので
鉄板を繋ぎ合わせます。


   
これはフェンダーに付くウインカーの穴埋めです
鉄板が熱で歪みますので点付け溶接を時間を掛けぐるり行います。

溶接部を削って平らに仕上げます。
前に見える穴が旧タイプウインカーを取り付けるための物です。


フロントバンパー下の切り欠きをMK1初期のラウンド化します。

切り出した鉄板にハンマー&ストレッチャーを使いラウンドパネルを作ります。

これで結構、印象が変わります。
つづく

2012/1/20

これは屋根のトイ(ルーフドリップ部)です。
この年式でもシーラーの劣化でワレが有りました、すべて剥がしシーラーし直しますが
剥がすにも指が入らないのでスペシャルツールを作りながら行いました。


続いて、MK1テールアダプターの取り付け、まず写真のMK3ランプの付く部分の
返しを糊しろ5mm程度残してカットし、切り込みを入れ平らにならします。

次にアダプター錆止めを剥がしプレスを強調するように板金しながら合わせ
外枠を卦書いてピッタリ嵌るようにボディーをカットします。

これも点付け溶接から徐々に全体を溶接し
溶接痕を消しながらハンマリングで仕上げます

もちろん裏側の溶接跡も仕上げます。

ボンネットの改造、トップモール用のヒレを取ります。
当社では
高年式のスポットはゆがみが多い為スポットカッターでは
本体を痛める事が多い為、丁寧にリューターで行います。
この様に行うと一部、山じょうに残りますがサンダーで削り仕上げます。

この時ボンネットバッチの穴も埋めておきました。

これはオーバーフェンダー穴埋め用に切り出した鉄板です。

トランクの穴埋め

ワイパーホールの穴埋め

ウッドトリム(キャッピング)用の穴埋め

これはリヤのタイヤハウス部ですが、小さな隙間から泥が徐々に蓄積されます。
なので、サービスホールを空けておきます。(いっぱい詰まってました)

ナンバープレート台セッティング。
水平に見せるには意外となめられません。
台の蝶番部の高さも左右違っていたので付け直しています。

イギリスナンバー用にランプ取付部に傾斜が付いていますが
日本のナンバーには無い方が良いので平らにします。

MK1トップモール&グリル取り付け用に鉄板を溶接します。

ドアサッシ部に割れがあったので各部修理&増し溶接しました。

ここからは塗装工場に移動の準備です。
ペイントはDUPONT(デュポン)製の塗料で行われます。







塗装工場にて打ち合わせ&進行状況確認してきました。2012.2.10



ペイントブース

こちらはブース制御&塗料庫&調色室になっています。
ペイントの上がりが楽しみです。