インジェクション車のトラブルシューティング
右のテスターがミニ1.3インジェクション専用(MEMS)の
マイクロチェッカーです
まず、これが無いと始まりません
このテスターの必要性は各制御内容を確認する事も重要ですが
実際に何かセンサー不良などが起きた場合
コンピューターはトラブルの有るセンサー信号をエンジンを壊しにくい
値に固定する場合が有ります(フェイルセーフ機能)
例えば水温センサーが断線した時など水温-50℃と判断し
制御を行っていると、エンストや触媒が過熱し火災に成り兼ねないので
コンピューターが断線と判断した場合はトラブルになりにくい
水温60℃に固定します
この様なトラブルを修理した場合、修理後もこのフェイルセーフを
行っている可能性があり、その場合、
コンピューターをリセットする必要が有ります
このとき、マイクロチェッカーが必要なのです

あと、もう1つ重要なのがこのテスターを使う人の経験や知識です
知識を持たずにテスターだけ持っていても何の役にもならないでしょう
また、そんなテスター無くても直せるよって言う人もいるようですが
余程、時間と暇を持て余した熟練者か、知識のあまり無い方でしょう
まず、ご自分のクルマが1.3iで調子が悪いと気づいたら
マイクロチェッカーの完備しているお店に持っていきましょう!
長くなってしまいましたが、このテスターをカンタンに紹介いたしました
本当はまだまだ有るんですよ色々と・・・・

*コンピューター修理について

マイクロチェック診断例へ
左のテスターは当社製でコンピューターのコネクターを
番号を追ってピックアップできオシロスコープなどで簡単に波形や
抵抗、電圧、電流値を確認出来るように成っています
また、車両側、1.6(ワンポイントシックス【年式によるECUの種類】と読む)
のワイヤーハーネスにこのテスターを介して1.3ECUを接続すると
エンジンを回す事が可能、またこの反対も可能です
もちろん、A/T→M/T  M/T→A/Tも出来ます
この機能は
トラブッている車のECUを
車の仕様に関係なく他の車両(当店のデモカーなど)に
簡単に取り付ける事が出来るので(すべてカプラーオン)
車両側にトラブルが有るのか
又は、ECUに問題が有るのか?
を簡単に見極める事が出来る優れものです
(自分で言うな)

もっと画像を見てやるかと言う方は
ここをクリック
ちょっと古めのアナログ式100MH2chオシロスコープです デジタル式20MH2chオシロスコープです
波形の角度やノイズなど細かく見たい時に使用しています 波形は多少荒いですが、ポーズ出来たり、加工やデータのやり取りに
便利に使っています
どちらのオシロも2chなのでクランク角信号に対しての噴射タイミングや点火、
ツインインジェクター(MPI)のタイミング制御方法など
波形の比較が出来るので便利、と言うかやっている内に脱線しがちですね
ちなみに並行車の1.3MPIは 360°グループ(セミシーケンシャル)噴射を行なっていました。